中小企業こそアウトソーシングを活用してコストを削減しましょう!

経理

中小企業は大企業と比べて、経理担当者を数名しか置いていない場合が多く、コストがかさみがちです。今回は中小企業がアウトソーシングすべき業務とその理由についてお伝えいたします。

中小企業の多くが経理担当者を1名しか置いていない

大企業の経理業務は仕事量が多く、さらに法律の規制も入り経理業務に専門性が求められます。しかし、中小企業は大企業のような法律の規制を受けませんし、資金面に余裕もないため、中小企業の多くは経理担当者を1名しか置いていません。

経理業務は中核業務と異なり収益を生まない

経理は営業や製造と異なり、会社の新たな付加価値を作り出す業務ではありません。資金面に余裕のない中小企業において、中核業務でなく収益を生まない業務に力を入れるのは非効率といえます。そのため経理担当者を1名とし、繁忙期には他の社員が兼務するのが一般的です。

経理担当者のコストは固定費となる

会社の経費には固定費と変動費があります。変動費には材料費や外注費などがあり、出費をコントロールしやすい特徴があります。一方、固定費には人件費や減価償却費があり、毎月必ず支出や計上が必要です。固定費はコントロールしにくいため、固定費がかさむと利益を圧迫する特徴があります。固定費の中でも経理担当者の人件費はウエイトが大きく、極力人数を減らすことでコスト削減につながります。中小企業では資金に余裕のないことが多いため、間接費を掛けることができず、経理担当者を1名しか置いていません。

経理業務には仕事の量に波がある

経理業務は月初に月末処理を行うため月初が繁忙期となります。しかし、月末処理が終了する月の半ばから月末までは業務が集中することはありません。そのため繁忙期の業務量に合わせ経理担当者を雇用すると、効率の悪い人員配置となります。また仕事の集中しない時期の仕事量に合わせて経理担当者を採用すると、繁忙期に人員不足となるため、本業でない社員が経理の業務を一部担当することになり、本業に専念することが難しくなります。

中核事業以外の間接業務はすべて外注してもいい

中小企業では、銀行融資や各種助成金を受けていることが多く、中核となる営業や製造などの直接業務を強くしなければ資金をまわすことが難しくなります。会社の収益を安定化するには、間接業務を極力減らす必要があります。

間接業務である経理の仕事には経費をかけない

会社の中核業務をまわし経営を安定させるには、固定費を見直しコスト削減を行う必要があります。経理業務は収益を生み出す中核業務ではなく、さらに仕事の量に波がある固定費です。そのため経理業務をアウトソーシングすれば、経費をかけず収益の増加につながります。

経理業務は専門のアウトソーシング業者に任せる

経理のアウトソーシング業者にはプロの経理社員が在籍しており、安心して経理業務を依頼できます。そのため経理業務をアウトソーシングすれば無駄な間接費を省きコスト削減も可能です。中小企業こそ経理業務をアウトソーシング化してコスト削減し収益制を高める必要があります。

アウトソーシングで経理業務のブラックボックス化を防ぐ

中小企業の経理業務は1人で行うため属人性が高くなります。そのため業務内容がブラックボックス化しやすく、経理担当者の急な退職には後任者が上手く対処できません。このような事態を防ぐには経理業務のアウトソーシング化をおすすめします。

経理業務は属人化しやすい

経理業務は他者に分かりにくく専門性もあります。そのため経理担当者1名で仕事を行うと属人化しやすく、担当者が病欠や退職などの際は、他の社員で経理の仕事を回すことが難しいです。営業や製造担当者が経理業務を行うことには無理があります。

外注してブラックボックス化を防ぐ

経理のアウトソーシング業者に仕事を依頼すると、企業間の契約となり自社の経理担当者の判断が入ることもなく業務を行います。そのため会社独自の経理のノウハウはアウトソーシング業者と共有され、ブラックボックス化を防ぐことが可能になります。

アウトソーシングのメリット

経理業務をアウトソーシングしブラックボックス化を防げば、月初の繁忙期や月中から月末までの仕事量の少ない時期に応じて、効率よく仕事をまわすことができます。またアウトソーシング化する仕事の内容や量に応じて料金が設定されています。そのため、アウトソーシングを利用すれば経理担当者の病欠や退職に関係せず、さらに料金も納得のうえで中核業務に専念可能となり収益化につながるでしょう。

まとめ

経理アウトソーシングはもちろん、間接業務のアウトソーシングを上手く活用すれば、コストを必要最小限に抑えることができます。中小企業の経営者の方はぜひ今一度どの業務にどのくらいのコストがかかっているのかを洗い出して、アウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか?