今流行の「フィンテック」とは?その概要と及ぼす影響を解説

経理

昨今、ネットやニュースなどでよく聞く「フィンテック」。一口にフィンテックと言っても、具体的な内容を応えることができる方は少ないのではないでしょうか?今回はフィンテックとは具体的にどのようなものなのか、そしてフィンテックが企業に及ぼす影響についてお伝えいたします。

フィンテックとは?

フィンテック(FinTech)とは、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語です。フィンテックは主に代金決済の新たなインフラとしてのサービスとして展開しています。普段の生活では、キャッシュレス決済や個人間の送金などを利用する方が増えています。ここはフィンテックの基本的な知識をお伝えします。

消費者目線で開発されている技術

フィンテックは消費者の金融活動をさらに手軽にかつスピーディーに処理できるよう利用者の立場に立った情報技術です。消費者が何に困っているかに着目し、スマホやパソコンで不具合を解消するように、新しい仕組みを作り出しています。

フィンテックの歴史を簡単に説明

フィンテックは1990年代に誕生し、2008年のリーマンショック後のアメリカのベンチャー企業の技術開発で発展しました。スマートフォンの普及に伴い、個人でも処理能力の高い機器を手に入れやすくなったことも関係しています。

特に消費者の金融取引の不具合に着目しメリットを追求した結果、キャッシュレス決済の発展につながりました。さらに利用される分野も広がっていますが、その内容は後述します。

フィンテックが使われている分野

フィンテックは当初、金融機関で利用されていた技術です。リーマンショック以降、個人利用でさまざまな分野で利用されています。ここではフィンテックが使われている分野をご紹介します。

キャッシュレス決済

インターネット上の決済ばかりでなく、街中の実店舗での決キャッシュレス決済が身近な機能です。財布に現金を持ち歩かずに済むし、持ち合わせの現金が足りない場合にATMを探す必要もありません。

銀行の口座番号を利用しないことも特徴です。特にQRコード決済を利用する機会が増えており、利用業者によってはポイント還元もあるため、消費者のメリットも大きいです。

個人間での送金

同じ決済アプリの利用者間で送金できます。遠隔地にいる相手に1円単位で時間を気にせず送金できるのがメリットです。金融機関を利用して送金するより手軽で、送金手数料がかからない場合もあるためお得に利用できます。

仮想通過

インターネット上のお金のことで、ビットコインで話題となり普及しました。仮想通過の代表であるビットコインは投資や運用できる金融商品です。仮想通過は専門の取引所で手続きをすれば、円やドル、ユーロ、元など国が保証する通過と交換できます。

クラウドファンディング

最近よく耳にするのがクラウドファンディングです。オンラインで個人から資金を調達するシステムをいいます。不特定多数の人からプロジェクトに対し資金を集めますが、提供者は少額で出資できるのが特徴です。

金融審査

これまでの金融審査は、担当者が融資先のさまざまな情報を集め行ってきました。フィンテックでは融資先のWeb上の膨大なデータを収集・分析しており、時間や人手に頼ることなく客観的な判断ができます。

フィンテックが企業に及ぼす影響

フィンテックは金融のIT技術ですので、金融業界に大きな影響を及ぼすと考えられています。ここでは金融業界に及ぼす影響をお伝えします。

利用者の利便性が上がる

金融機関の情報提供により、家計簿アプリやクラウド会計システムが使いやすく、利用者の利便性の高いサービスを受けることが可能になります。これはオープンイノベーションと言われる技術です。

金融機関のシステムが外部と接続する流れに

これまで閉じていた金融機関のシステムがオープンになり、ますます外部との接続が進みます。セキュリティ面を強化することも加味し、インターネットを利用した高度なシステムに移行することでしょう。

膨大なデータを分析し業務をサポート

ビッグデータやディープラーニングなどのITを利用したデータ保管と分析が可能になります。それにより、サービス提供者の顧客対応やデータ分析を行い業務のサポートをします。業務の効率化によりコストカットを促進し店舗数の減少や人員削減にもつながるため、金融業界の態様は変化すると予測されています。

まとめ

フィンテックと一言で言っても、多くの分野に関わっており、企業にも大きな影響を及ぼしていることがわかりました。今後、ますます発展が見込まれる分野ですので、経理に関わる方は逐次情報を集めて、変化に対応できるようにしていきましょう。